15・ギャマノンでのみんなのお話

ギャン妻

1人目:ギャン妻

1人の女性は、旦那さんがギャンブル依存症と発覚し、10年もの間、何度も信じて、
何度も裏切られて、でも離婚の踏ん切りがつかず、ギャマノンと繋がり、
ようやく来月から別居をはじめるという決意を話してくれました。


つい、「ええ、そうなんですか・・」と相槌を入れたくなってしまいましたが、
誰かが発言している時に話すのは御法度、のようです。
発言者を尊重して、好きなところまで話して好きなところで話すのを止めていい雰囲気でした。

2人目:ギャン夫

別の男性は、夫婦でギャンブル依存症で借金を1000万単位で重ね、
旦那さんの方は今のところギャンブルをやめ続けられているが、
奥さんはまだギャンブルを続けている状況。
自分はなんとか依存症を克服したいという思いがあるが、奥さんはそうではない。
ギャンブルを前にしては強制できないので、見守っている、という話。


みなさんじっと一人の発言者が話す言葉に耳を傾けていました。
私はいろんな人の人生を少し垣間見ているような、不思議な感覚に囚われました。

3人目:ギャン父

また、もうひとりの男性は、息子さんがパチンコや競馬で作った何百万ほどの借金を、
老後の資金のために大事に溜めていたご自身の貯金から一括で返してあげては、
また数ヶ月すると息子さんの借金が増えていて、それをまた返してあげて、
とうとうお金がなくなってしまい、そこでようやく借金の尻拭いをすることをやめて、
自分で返済させるようにしたお話。

全ての人のお話を聞いたところで、私が話す番になりました。
夫のギャンブルが発覚し、これからどうしたらいいのか。
話したいことはたくさんあるのに、改めて一連の出来事を人に話すと、
感情と事実が入り混じり、支離滅裂になって言葉に詰まりました。
みなさん「うんうん」と優しく、何もいわずにみてくれておりました。
私が「夫の最初の借金を肩代わりして、」と話したときに、
みなさん何も言っていませんでしたが、「ああ、やってしまったね、誰もが通る道だよ」という表情を浮かべていました。

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